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台湾国立成功大学(NCKU)との国際共修?学生交流プログラム「DOJO in Taiwan」の実施 ~大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業~

集合写真

本学は、365体育投注6年11月に、文部科学省の「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業」に採択されました。「DOJO in Taiwan」は、本事業による最初の国際共修?学生交流プログラムとして、三井不動産の協賛を得て試行的に実施したものです。学生に国際的な共修の場を提供し、海外において現地学?達と共に課題の解決を導き出す?連のプロセスを経験することで、?化や?語を超えた国際的なコミュニケーションに触れ、国内外の社会問題に対する探求を促すことを目的としています。

2月8日から16日にかけて、本学の学生20名と、キャンパス?イン?キャンパス(CiC)パートナー校である国立成功大学(NCKU)の学生20名が、このプログラムに参加しました。両大学の学生は合宿形式で共同生活を送り、食事や作業を共にしながら、様々な場面で協働し、多文化交流を深めました。

DOJO in Taiwan:ショッピング文化の探求

本プログラムは、三井不動産の協力を得て台湾(台中)の「ららぽーと」をケーススタディとして取上げ、本学芸術系の藤田 直子 教授と、NCKU都市計画学科のYung-Chi Yen(ユンチー?イェン)教授によって共同で企画?計画されました。
台湾に導入された日本の「時間消費型」ショッピングモールのコンセプトを持つ「ららぽーと台中」をケーススタディとして、視覚、触覚、聴覚、嗅覚、味覚(食文化)に焦点を当てた多感覚的なアプローチでショッピング環境を分析しました。
買い物客、モールの管理スタッフ、地方政府関係者へのインタビューや、モール内のアートや環境デザインの調査等によって、それらがショッピング体験や文化的関与に与える影響を評価?分析し、高雄、台中、台南などの台湾の他のショッピングエリアと比較しました。
これらの調査を通じて、学生たちはショッピング体験を形作る重要な要素を特定し、買い物客の生活の質を向上させながら、さまざまなステークホルダーに価値を提供するための提案書を作成しました。多分野にわたる学生チームの構成により、生物発光体の活用から高度なAI技術を活用したショッピング最適化まで、革新的なアイデアが生まれました。
最終報告会には、本学とNCKU及び三井不動産の関係者らが出席し、事業責任者である本学の教育担当副学長、加藤 光保 教授も、学生のプレゼンテーションにコメントしました。

今後の発展に向けて

今回の、国際共修?学生交流プログラム「DOJO in TAIWAN」の試行は参加学生やステークホルダーにとって非常に有意義なものとなりました。今後も、多くの学生に国際的に活躍する人材になってほしいとの願いのもと、国内外において、外国人学生との協働を通して地域や社会の様々な問題を一緒に考え、解決していく国際的な共修の場を提供していきます。

ケーススタディの様子の写真
ケーススタディの様子の写真
学生のプレゼンテーションの様子の写真